ドンキホーテの変遷と大原孝治社長の戦略とは
ドン・キホーテと想像すると、どんなイメージを抱くのかは世代によって異なるでしょう。かつては若者が深夜に集まるお店というイメージもありましたが、いまではすっかりファミリー層やシニアでも利用できるバラエティショップ、ディスカウントストアのイメージが強くなっています。それほど消費者に浸透しているのがドン・キホーテであり、格安の小売店として深く認識されるようになりました。このドン・キホーテを束ねる現在の社長こそ、大原孝治さんです。
経営者としての彼の戦略は大胆としか言えません。どこよりも安く販売し、しかも利益を求めないような姿勢で消費者に還元する姿勢が全面的に出ています。
商品の見せ方も従来の方法とは違った、消費者に驚きを与えることに成功させました。しかし国からはその姿勢を否定されるようなことも起きます。消防法の兼ね合いから、所狭しと屹立するような商品の積み方は安全面で問題があると指摘されることになりましたが、それでもめげなかったのが大原孝治さんです。店舗の防火対策を推し進め、あくまでも主役は消費者であることを捨てようとしません。この思想こそ大原孝治さんの最大の特徴になっており、消費者から受け入れられるお店になりました。イメージはやんちゃな人が集まるお店だったのが、いまではすっかり格安で確かな商品を手に入れることができるお店に変貌することに成功させたのがこの方です。商戦が開始される時期になると、必ずと言っていいほど人が集まるようなお店になったのは、この人の明確なビジョンがあったからになるでしょう。